新入り猫の名は“ナナ”である。吾輩は未だに“ナナシ”であるのに随分と優遇されていようだ。現在、彼女とは免疫の問題もあり、吾輩との接触は最小限になっている。
今回、虫下しを飲むのは、この、ナナであるのだが、相変わらず卑劣な飼い主採った方法は「モンプチスープメニュー」のスープのみを出し、それに薬を混入するというものだ。
彼女から回虫等が発見されたわけでは無いので、比較的効きの弱い「現代製薬」の虫下しを使用する。
吾輩は薬の入っていない「モンプチスープメニュー」の具を頂ける事となったのだ。先住猫を立てるのはセオリーであるからして、飼い主の判断は真に正しいと評価する。
新入り猫のナナは、何の疑いも無く白濁したスープを飲み干したらしい。非常に結構な事である。
そして吾輩は「モンプチスープメニュー」の具を頂く番になるのだが、大半の汁は薬を飲ませるため先に出したので、容器に具が沢山張り付いてしまったのだ。貧乏症の飼い主は、容器に湯を注ぎ餌皿にそれを移した。
トロミスープがキモの「モンプチスープメニュー」が台無しである。
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