2008年12月24日水曜日

楽しいクリスマス

「Buon Natale!」
なぜかイタリア語で挨拶したくなった。

クリスマスである。

人間は日照時間の短いクリスマス頃に発情するらしい。人間の雄は、秋になると慌てて交配相手を探し、首尾好く相手を見つければ、12月24日から25日にかけて交尾を行う。つまり、今日明日あたりに人間は一年で最も盛んに交尾を行うのだ。少子化の進む人間社会において、真に好ましい習性である。

ベットの大きさに若干の問題

我々猫は人間と違い、日照時間が長くなると、まず雌が発情し、その悩ましい泣き声を聴いた雄も、それに釣られて発情する。しかし、飼い猫は室内照明の関係により、年中無休で発情する猛者も居るそうだ。
抱きつくとスゲー嫌がる

悲しい話だが、資本主義の悪魔に毒された“仔猫生産業者”は、照度を調整し、九月末から十月頃に、雌猫を発情→交尾→妊娠させ、約六十日の妊娠期間を経て、クリスマス商戦に合わせた、生後一ヶ月程の極小仔猫を出荷する。まるで、ポインセチアやシクラメンの開花調整のようだ。
なんとも罪深い行為ではあるが、資本主義社会において仕方の無い事かもしれんし、少なくとも、その仔猫を飼う人間に、無知以外の罪は無いと信じたい。
もしも、吾が飼い主が、承知の上で「クリスマスペット買い」をしたら軽蔑するが、そもそもケチな彼が、相場の高い時期にそれをする筈も無い。

とりあえず、吾輩への
猫缶等のプレゼントは期待している。


ところで、飼い主殿に発情の兆しは見受けられない。どうやら今年もまた、交配相手を見つけられなかったようだ。飼い主は『猫の世話に時間を盗られた』と見苦しい言い訳をしているが、それは事実無根であり、言いがかりに過ぎない。
その証拠として、去年は猫を飼っていなかった、彼のパソコンから昨年のクリスマスの写真を発掘した。




XPタン-楽しいクリスマス_02

XPタン-楽しいクリスマス_01


趣味の否定はしたくはないが、情けなくて涙がでてくる。
怒る猫



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