2010年9月26日日曜日

一周年

今日でちょうどニ年になる。早いものだ。


なにがニ年かというと、吾輩がこの家に保護(拉致監禁)されてからである。


月日が流れるのは早いものだ。
しかし、この二年間で吾輩が飼い主に与えた、癒しと笑いと狂乱の数々は膨大であったろう。

吾輩としては当然、その対価として特別な馳走でも振舞われると期待していたのだが──────。


今夜も、まったく普遍的なカリカリだけであった。

2010年9月25日土曜日

アルバム 2010年7月から2010年8月まで

2010年7月から2010年8月までの写真をまとめてアップ。
http://canzoni.biz/gatto/album/2010/index.html

今年の夏は猛暑だったらしいが、吾家は山奥にあるので一階なら26℃以上にはまずならない。
除湿の為にエアコンを稼動させると、22~24℃程度になり、なかなか快適。


2010年8月18日撮影



猫は気軽に生きているとと人は思うであろうが、それはまったくの認識不足だ。

午前中は南の出窓で日向ぼっこをし、正午は廊下に寝転がり、午後は東側の出窓でまどろむ。


移動が多く、毎日多忙なのである。

2010年9月24日金曜日

ノートパソコン

飼い主は基本的にデスクトップ派だ。
正確には、時代遅れの大艦巨砲主義かもしれん。

DF-85

DF-85
http://www.links.co.jp/items/antec-case/df85.html

大型筐体に複数のハードディスクを仕込んで、これまた時代遅れの“windows XP 32bit”をOSとしている。

吾輩としては、マルチコアCPU・複数ハードディスクという仕様であれば“windows 7 64bit”をOSとした方が、スピード・安定性共に格上であると感じているが、どうにも新しい物アレルギーの主はメインマシンとして“windows 7 64bit”を採用しない。

“windows 7 64bit ultimate”DSP版


それでも彼が“windows 7 64bit ultimate”DSP版を購入したのは、窓辺ななみ(CV:水樹奈々)「七色ジェネレータ」 の特典が目的であったのだろう。
実にキモイ男である。




最近彼は軽作業であれば書斎に置いてあるデスクトップ機を、猫部屋に持ち込んだノートパソコンでリモート操作している。この変則的な運用方法が、新OS移行への足枷となっている面も有りそうだ。

飼い主はデスクトップ派ではあるが、キーボードはノートパソコン標準のキータッチの浅いパンタグラフ式を好む。デスクトップ機にもパンタグラフ式のキーボードを接続しているほどだ。

吾輩もパンタグラフ式の感触は大好きである。

しかし、このパンタグラフ式キーボード……強度的に不安がある……と思う。

デリートキーを押してみる


それにしても、耳元でパソコンをカチャカチャやられると気になって仕方がない。目にしみる青色LEDも迷惑な存在だ。

ちと眩しい


普通なら、落ち着いて眠れないであろう。
まぁ。吾輩は慣れたので平気だが。

吸気穴を塞いでみる

ところで、ここで問題が発生した。
飼い主が少々席を外している間に、原因は不明だが… ノートパソコンのキーが根元から折れていたのである。

三分の一はがされた


いくつかは、はめ直しが出来たのだが【5】【E】【insert】は完全に付け根が破損して直らない。歯型の付いたエンターキーの接触不良も深刻だ。


主は吾輩に疑いの目を向けているが、猫の犯行については現行犯でなければ検挙は不能である。
そもそも猫に対してキーボードで爪を研ぐなと教えるには、何台ものキーボードを犠牲にする必要があるであろう。

例えばノートパソコンにお茶をこぼしまった人間がいるとしよう。
しかし、彼女に「ノートパソコンにお茶をかけてはいけない」と、何度説明しても、またいつか確実にノートパソコンにお茶をかけるかディスプレイを破壊する。

万物の霊長たる人間でさえも守れぬ行為を、猫ごときに求めるのは酷というものだ。

ナナ


今回の件はノートパソコンを開けたまま、それから離れた飼い主の危機意識の低さが原因である。

幸い、安物のDELLのノートパソコンであったし、最悪、USBキーボード・マウスを接続すれば、なんの問題も無く使用出来る。

昨年の事件同様、迷宮入り確実な本件に気落ちしている主に対して、吾輩から言える事は一つだけだ。



ドンマイ

2010年9月7日火曜日

虫下し投与

“バイエル薬品ドロンタール錠”を、ナナが二分の一錠、サバトが一錠、吾輩は一と二分の一錠飲まされる。

今回も薬を刺身に入れる等のブルジョアな工夫は一切無い。舌奥に押し込んでの強制投与である。

粗暴な素人の錠剤投与ほど怖いモノはない。喉に詰まる危険があるからだ。

もしもの時は、クチ(Mouse to mouse)でもって吸い出すハメになる。吾輩としては、それを主に実行されるのは極めて回避したい事態なので、速やかに錠剤を飲み下した。
ヤニ臭い中年男の接吻より大粒の錠剤の方がはるかにマシであろう。

ナナとサバトは抵抗するも結局は主には敵わず、投与後には物陰に隠れ、恨めしげに『狭い世界の矮小なる独裁者』を睨んでいた。

しかし、投与後の口直しとして“モンプチスープメニュー”が用意され始めると、その甘美な香りに篭絡され、皆、電光石火で、全面的に、完璧に、主の凶行を忘れて愛敬を振り撒くのだ。


残念だったのは、三等分されたはずの“モンプチスープメニュー”の『具』が吾輩の分だけ少なかった事である。


2010年9月2日木曜日

フロントライン投与

猫の勘は鋭い────

特に、ナナとサバトは厭な事をされる前に気付く。


今日もナナは飼い主に甘えようと彼に近づいたのだが、即、反転し逃げる体勢に移行した。
彼の呼吸が浅く細かくなった時は、ナニか企んでいるからである。

目つき悪っ


しかし、敵もさるもの引っ掻くもの。無慈悲にも首根っこを摘まれたナナは「フロントライン・スプレー」を吹付けられてしまった。



サバトは飼い主との付き合いが一番短い。それでも彼の視線が「フロントライン・スプレー」に向いた刹那、後ろ足に時速40kmまで一気に加速する最大推力を与えた。

猛暑の日向ぼっこ


しかし、彼女はヒョイと持ち上げられ、その強力な蹴りは虚しく宙を掻く。
結果は『プシュ、プシュ、プシュ、プシュ、プシュ』であった。


吾輩はウトウトしている間に「フロントライン プラス」を、毛を掻き分けて垂らされた。
もちろん気付いてはいたのだが、逃げるのも面倒なので無視する事にしたのだ。

頭がデカイ



合理的な行動は吾輩が最も優れている。