2008年12月1日月曜日

遊びたい

明日は虚勢手術の為か、飼い主があまり遊んでくれない。

仕方が無いので、自分でネズミの玩具を引っ張り出した。これは、初めて吾輩に与えられた玩具であり、オランウータン夫妻からプレゼントされたものである。
普段ならこのまま飼い主の元に持っていくのだが、今夜は、二階まで引き摺り上げ、新入り猫のナナの部屋の前まで持ってきた。彼女は玩具で遊ぶのを極めて好む。吾輩は玩具に夢中になり、無防備になった彼女を抱すくめるのが好きなのである。
残念ながら、ナナの部屋の戸が閉まっていた。戸を開けて貰うため、一階の書斎に居た飼い主を呼び、二階に誘導する。
飼い主は、ナナの部屋の前に置かれたネズミの玩具を見て少々驚いた様だが、状況を理解し、戸を開けてくれた。

ナナはいつも吾輩を見ると、自ら近づいて来て接吻をする。最初は、それをされて驚いたものだが、今では慣れた。そして、すぐに彼女の興味は玩具に移るのだ。悲しいがそれも慣れた。

今夜も短時間ではあるが彼女との追いかけっこを堪能する事が出来た。以前、猫に友人は必要無いと書いたが、気が変わった。猫は気まぐれなのである。

呼び出した飼い主を放置したためか、彼は寂しそうにしていた。


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