ナナと新入りが一緒に寝ていたベッドから奇妙な音が聞こえてきた。
飼い主と共にそこを覗き込むと、新入りがナナの乳を、なんというか…盛大に壮絶に「チューチュー」と吸っているのだ。
ナナは、未体験領域の感覚に困惑し、目を見開いて固まっていた。
この様子を撮影出来なかったのは、かなり残念である。
以前はナナが、吾輩の腹や珍々(チンチン)を吸ったりしていたが、此処まで激しくはなかったと記憶している。
そして、新入りはナナの乳を吸うのに満足すると、そのままぐっすりと眠ってしまった。
実は、早熟なベンガル猫である新入りは、生後五ヶ月弱であるのに、生後八ヶ月過ぎのナナより乳首が大きかったりする。
ばっちりチェックしたので間違い無い。
ナナと新入りはとても仲が好い。最近はこの二匹で過ごす時間が長く、吾輩は放置される場合も多いのだ。
吾輩のヨメ(二号)として、親愛なる飼い主様が連れてきてくれたのに残念である。
まぁ。女同士の友情など簡単に崩れるのだが…
不妊手術がされていない雌同士、紛争の勃発は秒読み段階だ。
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