2009年10月20日火曜日

シャンプー

今日はナナだけが洗われた。
入院中のサバトは当然だが吾輩も今回は免除されたのだ。

本日のシャンプーの目的は、動物病院の匂いを身体に染み付けて退院してくるであろうサバトと、ナナ特有の体臭との差を縮めるのが狙いらしい。

使用したシャンプーはフジタ製薬の“薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプー”
これの消臭能力は非常に強いが、常用したくはない感じの成分ではある。
ナナの体力への負担や、酢酸クロルヘキシジンの抗生菌が発生する可能性があるからだ。

しかし、かのパラケルスス氏曰く『有毒な物質などは存在せず、ただ有毒な摂取量が存在するのみである』という。
逆に言えば、全ての物質は毒となりうるという事でもある。

ちなみにパラケルスス氏は、ルネサンス初期の医師であり近代医学の父とも呼ばれているが、本名はテオフラストゥス・フィリップス・アウレオールス・ボンバストゥス・フォン・ホーエンハイム(Theophrastus Philippus Aureolus Bombastus von Hohenheim)とかいう長ったらしい名前の、ちょっとデムパを受信しちゃった錬金術師でもある。



それにしても、サバトが居ないと寂しい。
ナナはまったく気にしていない感じだが、吾輩は飼い主も聞いたことが無い泣き声で、サバトを探してしまった。

しかし、明日にはサバトの事を吾輩は忘れてしまっているかもしれないし、彼女も吾輩や飼い主の事を忘れているかもしれん。

━猫は三年の恩を三日で忘れる━


いずれにしても、退院後しばらくは一緒に暮らせないだろうから、また少しづつ慣れるしかない。


1 件のコメント:

  1. G子様
    ところで、どちら様でしたでしょうか?

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